キャッシュレス決済の新しいカタチ 株式会社カンム 広報 眞利子氏 インタビュー

2019年10月31日

株式会社カンム眞利子様の画像

審査や年齢制限がないため、誰でも作れるVisaプリペイドカードのバンドルカード。
キャッシュレス決済が進む日本で、話題のQRコード決済ではなく新しいカタチのキャッシュレス決済手段を提供しているバンドルカードについて、株式会社カンムの広報 眞利子氏に、バンドルカードの詳細やカードのデザイン、今後の展開など幅広く伺いました。

バンドルカードについて

眞利子氏₋
エンジニア出身の代表取締役八巻渉が、個人が金融にアクセスしやすい社会を作ることを目指して2011年に創業したカンムは、2019年で9期目になりました。
2016年にバンドルカードをリリース。現在では、アプリダウンロードが170万を突破し、幅広い年齢の方に利用されています。

1分でカード番号とセキュリティーコードの発行が可能に

眞利子氏₋
バンドルカードのアプリをダウンロードすると、1分程度の手続きで、カード番号とセキュリティコードを備えた「バーチャルカード」の発行が完了します。
希望に応じて発行する「リアルカード」では街のお店でもお買い物が可能になります。
バンドルカードはVISAブランドのプリペイドカードであるため、全国のVISA加盟店で使用が可能です。

誰でも使うことができ、利用金額の計画が立てやすいバンドルカード

眞利子氏₋
日本でキャッシュレス決済が進んだ中でクレジットカードの利便性は切り離せないのですが、一方で、定期収入がなければ審査が通りにくいため、主婦層や学生はクレジットカードの発行が難しいです。
バンドルカードはクレジットカードではないので加入審査がなく、誰でも使うことができるのが特徴です。
そこに着目して利用してくださる方もいらっしゃいます。

また、チャージ式であるため、利用金額の計画も立てやすく、バンドルカードのアプリ上でほぼリアルタイムで利用明細を確認することができます。

CashlessTimesスタッフ₋
審査なしでクレジットカード払いと同等の機能を利用できるのは非常に便利ですね。
眞利子氏が仰っているように、ネットショッピングでは代金引換が利用できないショップがあったりと、クレジットカードは今の日本では欠かせないですね。

クレジットカードは使いすぎが心配という声を多く聞きますが、チャージ式だと必要な分だけお金を用意すればいいので、安心して利用できますね。
クレジットカードの利用明細は反映までに時間が掛かる印象だったので、リアルタイムで利用明細を確認できるのは利用者にとっては嬉しいです。

チャージ方法と便利な後払い

眞利子氏₋ 
バンドルカードは、銀行ATMやコンビニ等でチャージすることができます。
また、ポチっとチャージという後払いもあり、多くの方が利用されています。

CashlessTimesスタッフ₋
チャージだけでなく、後払いもあるのですね。
確かに、近場にATMがなかったり、ATMが利用できない時間帯にどうしても買い物がしたい場合などあると思います。
チャージ式のキャッシュレス決済最近多くありますが、バンドルカードのように後払いがあるとより利便性高くキャッシュレス決済を利用できますね。

リアルカードのデザインについて

眞利子氏₋
自社のデザイナーが制作しています。

2019年5月に発表した新デザイン券面の 特徴は、表面にクレジットカード番号を載せず、裏面に全てまとめている点です。
お会計時に店のカウンターに置いても周りを気にしなくて済むことができます。
人気カラーはブラックです。

リアルカードの申し込みはアプリからできるので、興味がある方は是非チェックしてみてください。

リアルカードの画像

CashlessTimesスタッフ₋
シンプルでおしゃれなカードですね。
表面にクレジットカード番号がないのはセキュリティ的に嬉しいです。

ターゲット・ニーズについて

眞利子氏₋
クレジットカードを発行する上で、審査条件に当てはまらない方や、審査条件に当てはまるがその中でもクレカ嫌いな人がいたりもします。クレジットカードを利用しない理由としては、「使いすぎてしまいそうで怖い」「セキュリティが不安」「申請の手続きが面倒」という背景があります。

ただし旅行先やネット通販など、クレジットカード決済が必要な場面は一定数あります。
スマートフォンアプリ上の「バーチャルカード」を基本とする形式ならば、それらのマイナスイメージを払拭でき、かつクレジットカード払いの便利な部分はそのまま提供できるのではと考えました。キャッシュレス決済を今まで利用していなかった人にも、利用してほしいです。


CashlessTimesスタッフ₋
クレジットカードを持っていないことのデメリットは今後どんどん増えていきそうですね。
クレジットカードの利便性をそのままで、チャージ式で利用すれば使いすぎの心配はなく、審査がないので億劫な手続きは不要なバンドルカードは本当に素敵なサービスだと感じます。

サービス詳細の説明ありがとうございました。
それではインタビューに移らせていただきます。

早速ですが、サービスを始めたきっかけについて教えてください。

バンドルカードを始めたきっかけ

眞利子氏₋
カンムは、バンドルカードを始める前は、クレジットカード決済インフラを活用した送客サービス「Card Linked Offer」を提供していました。
その後、さらなる事業の広がりを見据えて、より近い位置でお客さまと加盟店をつなぐサービスを提供したいと感じ、バンドルカードを始めました。

CashlessTimesスタッフ₋
過去はクレジットカード関連の異なるサービスを提供していたのですね。
続きまして、日本のキャッシュレス決済の普及に対して、今後どのようなことが必要だと思いますか?

バンドルカードが考える、日本のキャッシュレス決済の普及に必要なこと

眞利子氏₋
利用者によって、キャッシュレス決済に求めているポイントは異なると思います。
ポイント還元だったり、支払いに対する利便性だったり様々です。

流れとして大事なことは、10月の増税に対する還元キャンペーンで5%ないし2%の還元が始まった点です。
国策としてキャッシュレス化を推進している背景の中で、経済産業省の還元キャンペーンでどれだけ利用率が上がるかがポイントになっています。

現金とキャッシュレスでは見た目の消費金額は変わりませんが、還元によって後々の経済的な「得」が積み重なり、どんどん差が広まっていくと思いますので、できるだけ早い段階でキャッシュレス決済を多くの人に利用してもらいたいです。

利用者が多くなればコストが減るので、決済端末も多くの場所に設置されると思います。
お得なものに多くの人が気付いて使ってもらえるような環境になればいいと思います。

CashlessTimesスタッフ₋
「利用者が多くなれば、コストが下がり決済端末の設置場所が増えていく」確かに、そう思います。
一人でも多く、キャッシュレス決済の利便性に気づいてもらえる体制を作ることが大切ですね。
私たちCashlessTimesもキャッシュレス決済の情報を発信し続けて、キャッシュレス決済の素晴らしさを伝えていきたいです。

続きまして、2020年のオリンピックに注目していますか?インバウンド対策など、どのように考えていますか?

2020年のオリンピックについて

眞利子氏₋
オリンピック時期のインバウンド顧客はピークを過ぎたら帰国してしまうので、キャッシュレス決済はあくまで日本人に定着することを目指します。

CashlessTimesスタッフ₋
眞利子氏が仰っている通り、インバウンドの利用者はオリンピック後は日本での消費はなくなりますよね。
オリンピックがきっかけでキャッシュレス決済が浸透すればいいですね。

続きまして、キャッシュレス決済サービスが乱立している中で、今後のキャッシュレス決済はどのように変化すると考えますか?

バンドルカードが考える、今後のキャッシュレス決済について

眞利子氏₋
たとえばクレジットカードを発行している会社は無数にありますが、クレジットカード業界に「乱立」という表現はあまり聞かれません。
各社によってサービスや特典も異なりますし、複数持つこともできるので、お客さんのニーズに合わせて選ばれるという環境があります。
同様に、キャッシュレス決済においても、自分の生活圏が関わってくると思います。

CashlessTimesスタッフ₋
確かにクレジットカードは様々な会社から発行でき、乱立しているというイメージはありませんね。
キャッシュレス決済も同じで「自身の生活で便利だと思うものを利用していく」というのが今後の形になりそうですね。

続きまして、ユーザー側からすると乱立しているイメージの中で、何を利用すれば分からないという人もいると思います。そういった中でキャッシュレス決済はどうなると思いますか?

バンドルカードが考える、乱立しているキャッシュレス決済の今後について

確かにキャンペーンは乱立していて、より一層どれを選べばいいか分からなくしてしまっていると思います。
しばらくは「今週はどこ、来週はなに」というキャンペーンの乱立が続いてしまうと思います。
なお還元キャンペーンで最大20%となっているのには、景品表示法が関わっています。
最大還元20%の範囲の中で各社どう動くのかという状況になっていますので、それを超えることはあまり考えられません。

キャッシュレス決済に関しては、複数利用しておいた方が得になるのは確かです。
バンドルカードにおいては、発行も簡単で、審査がないので是非利用して欲しいという思いはあります。

CashlessTimesスタッフ₋
各社が様々なキャンペーンを行っているため、複雑に感じてしまうのでしょうか。
利用できるキャンペーンは利用した方が得ですね。

続きまして、最後の質問です。今後の展開について教えてください。

今後のサービス展開について

眞利子氏₋
まずは、2019年10月のキャッシュレス業界の大きな動きに向けて、ご利用くださるお客さまを可能な限り広げていくのが理想です。
また、バンドルカードを立ち上げた理念である「個人が金融にアクセスしやすくする」という点をどれだけ達成できるかが大切です。
今は決済についてフォーカスをしていますが、新たな金融サービスの領域に対しても、幅広く展開していきたいと考えています。

CashlessTimesスタッフ₋
バンドルカードをきっかけに、個人が金融にアクセスしやすくなり、より便利な社会になると素敵になると思いました。

まとめ

お金をチャージしたら、すぐに利用することが可能なバンドルカードは非常に便利なキャッシュレス決済ではないでしょうか。
メイン使いではなく、ネットショッピングするときだけはバンドルカードといったサブ使いとして持っておいてもいいですね。

お忙しい中、インタビューに応じていただき、ありがとうございました。

※ 掲載しているすべての情報は万全の保証をいたしかねます。より正確な情報につきましては、各アプリ・カード会社のサイトをご覧ください。