Smart Codeとは?マルチ決済サービスで何ができるの?

2019年9月9日

スマートコードロゴイメージ

日本では、キャッシュレス決済を導入する動きが広まってきました。
キャッシュレスは、クレジットカードやQRコード決済など、さまざまな種類がありますが、2020年夏から「Smart Code」というマルチ決済サービスが新たに導入される予定です。
このサービスを利用することで、QRコード決済がより便利に活用できるようになります。
この記事では、Smart Codeの詳しい説明と特徴や使い方について解説していきます。

Smart Codeとは何か?

Smart Codeとは、クレジットカード決済サービスを提供しているJCB(ジェイシービー)が、QRコード決済事業者と加盟店を結んで決済処理を統一化させることを目的としたマルチ決済サービスです。
JCBは、2018年2月20日に、このマルチ決済サービスの計画を正式に公表しました。
2019年2月20日には、Smart Codeというサービス名で2020年夏を目途に消費者へサービスの提供を開始すると発表しています。
2019年4月からは、加盟店への参入が可能となり、取り扱いに同意する企業も徐々に増えてきました。
実際に消費者が小売店などで利用できるようになるのは、2020年の夏を予定しています(2019年8月時点の情報)。

このサービスは、メルペイやLINEPayといったQRコード決済を提供するサービスとは異なり、各社のコード決済をまとめて今まで以上に決済をスムーズにしようという施策です。
国内市場では、政府による推進活動もあり、コード決済が急速に広まってきています。
このコード決済は、小売店が各コード決済事業者にそれぞれ契約を結ぶことで加盟店となっていました。
QRコード決済は、コード決済が可能になるだけで支払いが早くなるなど、たくさんのメリットがありますが、デメリットになる部分もいくつかあります。
デメリットの1つが、各コード決済事業者と加盟店がそれぞれ契約を結ぶとなると、消費者は訪れた店舗が契約しているコード決済事業者のコードを取得しなければ利用できないといった点です。
また、店舗側は消費者が取得しているコードに合わせて対応していかなければなりません。

たとえば、クレジットカードブランドである「VISA」「Mastercard」「JCB」は、国内のほとんどの店舗で利用できるようになっているため、消費者はどのブランドのカードを持っていても支払いに困ることはありません。
一方、QRコード決済では、各コード決済事業者と小売店がそれぞれ契約を結ぶことで利用できる仕組みになっているため、消費者がコードを持っていなかったり、店舗によって使えるコードがまちまちだったりします。
そのため、消費者がその場で新しいコードを取得するなど、支払いの対応が複雑になってしまったり、逆に非効率を招くケースがあったりしたのです。
コード決済をマルチ決済サービスにしていくことで、このような問題が解決され、支払いがさらに効率化されるのです。

Smart Codeを採用するスマホ決済は?

現時点では、「atone」「auPay」「メルペイ」「EPOS Pay」「KPLUS」「LINEPay」「pring」「ゆうちょPay」といったスマホ決済が採用に同意しています。
メルペイ、LINEPayといった大手が同意していることやコード決済の国内の普及状況から、今後も参入するスマホ決済が増えていくと予想されます。

Smart Codeの特徴と使い方について

Smart Codeの特徴は、さまざまなコード決済をひとまとめにすることができるため、消費者が支払いをするときの負担を軽減できることです。
たとえば、QRコード決済では、商品を購入するときに消費者が持っているコードが使えない店舗であった場合は、取り扱っているコード決済事業者へ新たに登録をしなくてはなりません。
Smart Codeのように、コード決済をひとまとめにしているサービスはまだ国内では普及していないので、こういったケースに遭遇することは珍しくありません。
しかし、smart codeが使えるようになれば、このような問題は解決されるでしょう。
1つのコードにまとめることで、さまざまな場所で利用できるようになるので、消費者の支払いがスムーズになります。

また、2019年時点では、コード決済事業者と加盟店がそれぞれ契約を結んでいるため、メルペイを導入している店舗ならメルペイ専用のコード、auPayを導入している店舗ならauPayの専用のコードがそれぞれ必要になります。
店舗ごとに使えるコードが違うと、消費者はその都度新しいコードを取得しなければなりません。
そのため、スマートフォンの中にさまざまな種類のコードが溜まってしまい、どの店舗で使えるものだったか混乱してしまいます。
1つのコードを持っているだけで多くの店舗で利用することができるSmart Codeは、消費者が店舗の支払方法合わせてさまざまなコードを新たに取得しなくて済むようになるのです。

使い方はとても簡単で、商品を購入する際にスマートフォンでコードの画面を開き、店舗が用意している端末にかざすだけで支払いが完了します。

Smart Codeの利用方法について

消費者は、これまでと同じように商品を購入する際にレジで支払い方法を伝え、スマートフォンでコードを提示すれば問題なく利用することが可能です。
全てのスマートフォン機種が対応していて、OSなども関係なく利用することができます。
しかし、コードはJCBが提供する専用ものでなければ利用することができません。
専用のコードは2020年夏を目安に、JCBが消費者に向けて提供を開始する予定になっています(2019年8月現在の情報)。
しかし、専用のコード取得するには、JCBグループが発行するカードを持っていることが条件になるので、VISAカードのみしか持っていない人などは新たにJCBグループのカードを発行しておきましょう。

Smart Codeの利用できるお店

取り扱いを合意している企業は、「株式会社キリン堂」「株式会社好日山荘」「株式会社コナカ」となっています。
利用できる店舗は、株式会社キリン堂が運営している「キリン堂」、株式会社好日山荘の「好日山荘」、株式会社コナカの「コナカ」「DIFFERENCE」「SUIT SELECT」となっています(2019年8月時点)。
2019年時点では、まだ消費者に向けてサービスが開始されていないので、加盟店は少ないですが、2020年夏のサービス開始に向けて加盟店が増えていくと予想されています。

まとめ

QRコード決済は、たくさんのメリットがありますが、店舗ごとに使えるものがさまざまになっているので、それぞれの店舗に合わせてコードを取得しなければなりません。
しかし、Smart CodeはさまざまなQRコード決済を1つにまとめて使えるサービスになっているため、消費者は店舗に合わせて新たにコードを取得する手間がなくなります。
2020年夏を目途にJCBからコードが提供される予定になっているので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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